このサイトは巷にあふれる破綻本とは違い、デフォルトに対する処方箋を伝えるのが目的ではない。しかしながら、ここまで読んでくれた読者のためにも指針は示したいと思う。
海外に移住できる一部の大金持ちを除き、日本に居ながらにしてデフォルトの影響から逃れることはできないだろう。逃れようとすればするほど墓穴を掘って損をすることになる。一番安全なのは海外に移住してそこで預金口座を作り、その国の外貨で預金をし、その国に納税をすることだ。しかし、これができるのは大金持ちだけだ。
実際東南アジアなどであれば、小金持ちでも海外移住は可能である。例えば、タイは暮らしぶりにもよるが、月6〜8万円ほどで暮らせる。現地人と同等の生活レベルだと2万円でも可能だが、ぜいたくに慣れた日本人には無理かもしれない。フィリピンやマレーシアもタイと同様で、物価が安く人気がある。タイの場合は、タイ・リタイアメントビザを取得する。年齢が60才以上で、タイ国内の銀行に80万バーツの預金、又は月収が6万5千バーツ以上(月収15万円)あることが条件だ。もしくは預金と年金収入の合計が80万バーツ以上必要だ。このような条件に当てはまると1年間滞在可能なビザ(1回の滞在期間は90日)が発給される。これは延長申請が可能で、出入国が自由にでき、毎年更新可能である。
フィリピンやマレーシアにも同じようなビザがあるが、預金の額とか他の条件が異なっている。家政婦を雇うのが条件というインドネシア・バリのような例もある。オーストラリア
※コメントの受付件数を超えているため、この記事にコメントすることができません。