(この続きが、パブーのサイトにて無料で読めます)
国債などの国の借金総額は、財務省によると2010年3月末現在で、930兆円にのぼる。地方の長期債務200兆円を含めると、1000兆円を軽く超えて1130兆円にものぼる。
ただ、[図表1]を見ると、地方の借金は、このところ約200兆円でとどまっていて、平成16年度をピークとして減少する傾向すらみせている。
[図表2[LINK]]に、国および地方の借金総額の推移を示す。これを見ると、国および地方の借金総額が着実に増加していることが分かる。 小泉首相のときに借金総額が急増して、安倍・福田・麻生各首相が、急増に待ったを掛けたようにも見える。
しかし、小泉政権の発足当初は確かに景気対策のために歳出を一時的に増やしたが、その後は改革を実行して、安倍政権以降に実を結んだ、と言うのが正しい。
[図表3]に、政府債務残高の推移の国際比較を示す。
日本の債務が突出しているのが良く分かる。あの破綻したギリシャの倍近くにのぼるし、陽気で楽天的なイタリアをもぶっちぎっている。
もちろん、こうした国と比較して日本のGDP(国内総生産)は、数倍から数十倍大きい上に、何より経常収支の黒字は十数兆円にのぼるも事実だ。
※コメントの受付件数を超えているため、この記事にコメントすることができません。