原子力安全委員会 大飯原発 ストレステストに了承
2012-03-26


24日、毎日新聞の東京朝刊によると、内閣府原子力安全委員会は23日、定期検査で停止している関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の前提となる安全評価(ストレステスト)の1次評価について、問題ないとの確認結果を決定した。
安全委員会が安全評価を了承したのは、初めてである。

その後の記者会見で斑目委員長は、「1次だけでは不十分で、2次まできちんとやってほしい。安全性の確認は保安院が責任をもってやるべきで、安全委はその確認をするだけ。再稼働の判断をするのは政府だ」と語った。
何だか無責任な感じもするが、保安院が確認するのは間違いないし、最終的には政府しか判断できない。斑目委員長も間違ってはいない。

4月1日に発足する予定であった原子力規制庁のスタートが間に合わないために、じきになくなる予定の保安院が安全を確認し、安全委員会が了承するという、効果に疑問が残る中途半端な状態が続いている。
こんな状態で大飯原発の再稼動を政府が決定できっこないし、仮に住民投票を実施しても反対が上回るだろう。原発を動かさないと電力料金が高くなりすぎて生活できないという国民の悲鳴が大多数にでもならない限りは無理だろう。

全原発を止めて、そのコスト増を国民で分かち合うしかない。
幸い?なことに5月5日をもって日本の54基全原発が止まる。
もう少しスローで、真に幸せな生活に舵を切りませんか?
[政治・安倍政権]
[原発・事故調]

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